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平成22年度家庭教育講演会印刷用ページ

2013年4月1日 更新

平成23年3月2日(水)

「子どもたちからのSOS」
    ―教育相談50年の歩みから学んだこと―



講師:大木 みわ 氏 植草学園大学 教授
日時:平成23年3月2日(水)
            午前10時~12時
会場:総合生涯学習プラザ 
            多目的ホール(2階)
対象:就学前児・小学生の保護者、家庭教育に
    関心のある方
保育:先着15名(要予約)

     

☆ 講演会要旨 ☆     

  最近思うのは、子どもだけでなく親も教師も人間関係をつくる力が落ちているという事。子らは傷つき易く、こわれ易く、修復が困難であるということ。
  生物として赤ちゃんは、ひとつずつ順番にゆっくり成長するので、幼児期までは良いモデルがまわりにたくさんいてすっぽりと包まれていることがとても安心できるのです。子どもはその中で自己有能感(自己肯定感)を育んでいくので、人と比べたり否定語を使ったりして自分はダメな子だと思い込ませないことが、大切です。
  成長のステップから言うと、10歳が一つの区切りの年、その次は中1・2、そして高1・2の頃です。子どもがその都度立ち止り、揺らぎ、逃げたり閉じこもったりというのは、よくある事。子どもの問題行動(気になる行動)は、自分が生きるために精一杯やっている行為であり、いわば、“いのちからのSOS”なのです。
  そんな時には、子どもを良く理解して寄り添うことです。つまり、その子の立場になって考えてみたり、わめいた言葉や泣きごとを書き留めたり、子どもの心の様子を言葉にしてみるということになりますが、一度、関係づくりのトレーニングをしておくといいですね。そして、その子が安心できるところまで一旦戻り、「あなたは大丈夫よ」と包み込んで安心させてあげてほしいのです。現代は核家族が進み、孤立した子育てが多くなっていますが、それだからこそ、母一人を責めないで関係をつくり、お互いに助け合い励ましあえると良いですね。
  人間はいつでも育て直しができます。いのちは、生きようとする力をもっているのですから。


  ○ 参加者の感想(抜粋・要約) ○     
 
*今日からできる 笑顔であいづち やってみます。

*生まれた時の大事にしなくちゃ(子ども)という気持ちを思いだしました。最後の練習を今日、早速やってみたいと思います。

*とてもおもしろい話でした。子どもに対してきついことをいうこともありましたが、人間なので自分も子どもにも完璧を求めず、周りに思いやりをもって言葉にして伝えようと思いました。

*小3男子、いつまで一緒にお風呂に入るのか心配していたが、10歳までは一緒に入ってもよいかなあと感じました。

*とても理解しやすかったです。

*ちょっとの言葉の魔法で生活が変わることがわかりました。人生に遅いということはないですね。

*その子の気持ちを大切に聞きとって大切に育てて考えて理解していこうと思いました。

*これから先、SOSが発信された時、気をつけよう、いつもアンテナをはっていきたいと思います。

*忙しさで忘れかけていた事を改めて思い出す事ができました。笑顔を大切にし、ゆとりを持った心で子どもに接してみたいと思います。

*最近、仕事を始め子どもとじっくり話す時間や、会話が少なくなっていたので、もう少し子どもとの時間を作る様にしていきたいと思いました。10歳までと聞き、時間が少ない事に気づきました。


    


平成22年10月29日(金)

「怒るとほめる ほめると受容する」
    ~がんばっているママへ イライラしたっていいじゃない~



講師:吉田 恭子 氏  
    ペアレントエデュケアセンター /
    NPO法人ファミリーシステム代表
日時:平成22年10月29日(金) 午前10時~12時
会場:総合生涯学習プラザ 多目的ホール(2階)
対象:乳幼児を持つ保護者、家庭教育に関心の
    ある方
 

 ☆ 講演会要旨 ☆

  今日は皆さんに「イライラしたっていいじゃない。がんばっているんだもん。」というメッセージをお届けしたいなと思います。
  「やりたい」と思った気持ちを押し留めた後、あふれる気持ち、好奇心と共に、何にでも挑戦したがる子ども達に、「ここまでだよ」っていう線引きをどう伝えるか。世の中には壁があり、その存在を提示をする。これがポイントになりす。
  こんなに叱る必要がないのに叱りすぎてしまった。私もよくありました。
 仕方ないと思いましょうよ。「いけない」という事はしっかり言わないといけません。そのかわり、叱った事より少しだけ上回るくらい抱きしめたり、ほめたりしてあげてください。
  子どもは自分の生まれたルーツを知りたがります。初めて出会った人間関係、親との関係の中で「とても愛されたんだ。とても大切にされたんだ。」と思う体験が心の中で根付く事ができたら、この子が将来、大人になって壁にぶつかった時、自分で乗り越えていける力の源になるんじゃないかなと思います。


  ○ 参加者の感想(抜粋・要約) ○

*かんしゃくをおこした時の対処法や怒り方がわからず悩んでしまいましたが、お話を聴いてスッと心が軽くなりました。ぜひ実践してみます。

*出産時の喜びをまた思い出すいい経験になり、とても感動しました。

*ほめ方、叱り方をご自身のお子さんを育てた中での経験を通して話してくださったので、叱ること・あまやかすこと・ほめることの境界にとどまっていた私は、しかり方のポイントを教えていただき、とても参考になりました。

*叱りすぎて失敗した!ということがたくさんありますが、上回るくらいの愛情表現をしっかりだしていきたいと思いました。

*普段、学べないことを学べて良かった。話を聞けたことで、自分と子どもの関わり方を振り返れるきっかけになった。今日からたくさん「ありがとね」を言いたいと思います。

*禁止・静止の際のタイミングや方法が大変役立った。親が感情的になりやすい場面なので、教えていただいた様々なテクニックを参考に乗り切りたいと思います。

*自分のルーツを知りたがるくさい台詞は感動しました。

*上の子と2人きりでデートしてみます。

*3人の娘に対して愛情を再確認できて良かったです。3人目が生まれて上2人をしかりすぎて滅入っていたので、最後に私たちにプレゼントとして流してくださったビデオに泣けました。

*2人の子どもがいて、いつも上の子をしかってばかりいるので最後の質疑応答で先生が話して下さった事が胸にしみました。

  


 

平成22年7月1日(木)

「目の先のこと その先のこと」 ~子育ての本来像~



講師:野口 芳宏 氏 植草学園大学 教授
日時:平成22年7月1日(木) 
            午前10時~12時
会場:総合生涯学習プラザ 
            多目的ホール(2階)
対象:小・中学生の保護者、家庭教育に関心
    のある方
保育:先着15名(要予約)
     

☆ 講演会要旨 ☆

 「目の先のことばかり考えていて、その先のことまで考えていない」という事を今日の講演会では考えてみたい。
 遠足や修学旅行に行く場合、平等の観点から小遣いを学校で決めている。しかし、貧富の差はある。これは動かし難い現実である。世の中に完全平等はない。格差のある世界で、どう生きていくかが大事。遠足の小遣いだけ平等にするのは目先のことで、その先のことまで考えていない。
 「ヒトは人(教育)によって人になる」教育の目的(教育基本法)は人格の完成を目指すこと。国家及び社会を形成する資質を備えた心身ともに健康な人を作ることである。
 学校では、子どもの個性を尊重するとなっている。尊重すべきは常識や一般性、妥当な判断力であり、その上にある個性でなければならない。
子どもがこれからの日本を背負っていくのだ、という観点で考え、教育をしなくてはいけない。厳しい現実の中で、どうやって過ごしていくかを教えるのが教育だ。

○ 参加者の感想(抜粋・要約) ○   

*「その先」のことをわかっているつもりでも、 お話を聞いて「目の先のこと」を優先してしまっている自分に気付きました。

*子育てに自信がなく、たえずこれでいいのかと自問自答していましたが、自分の信念をきちんと持ち社会に役立つ人間に育つよう、努力したいと思いました。 

*教育と教育基本法をベースに、本来どんな人間に育てるべきか、その為に親はどう考えて子育てすべきか、まさに“本来像”を学ぶことができたので、これからはそれを忘れず、長いスパンで子育てしていくつもりです。

*子どもを守るため、子どもに良かれと思ってあれこれ口を出したり手を出したりしていましたが、それが時には子どもの可能性や冒険心をつみ取る結果になっていたことがわかり、ハッとしました。子どもが、自分で判断したり経験したり、失敗したりすることが、将来すごく役に立つということがわかって、きょうはとてもタメになりました。

*日頃疑問に感じていたことを、ズバリ言ってもらって、子どもが自分自身で考えることがいかに重要なことか、はっきりわかりました。もっといろんなお話を聞きたかったです。

*いつも注意や禁止ばかりの自分の子育てを猛反省。これからは、本当に子どもの将来へのビジョンを明確に考えて子育てしたいと思いました。

*ゆとり教育や自由すぎる教育、個性の尊重だけが独り歩きしている教育などで失われたものの大きさを痛感しました。「自由」と「平等」と「その子が背負っている厳しい現実」の、本当の意味がわかったので、すごく良かったです。

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