「グラデーション」という言葉があります。段階的に色が変わっていく様子を表すときに使いますね。
「性のあり方はグラデーション」といわれます。どういう意味なのでしょうか。
これは、一人ひとり顔や性格がちがうように、性は人によりさまざまで、「男性」「女性」とはっきり分けられるものではないということです。
このページでは、さまざまな性のあり方について紹介します。
※本ページは「性自認および性的指向の困難解決に向けた支援解決マニュアル」、千葉市作成「LGBTを知りサポートするためのガイドライン」等を参考に作成しました。
性のあり方はグラデーション
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2020年6月1日 更新
多様な性のあり方
性は、次の4つの要素の組み合わせから形作られています。
この組み合わせは多様で、人によってさまざまです。
この組み合わせは多様で、人によってさまざまです。

性はグラデーション
性は多様で、男性または女性と認識している人、どちらにも当てはまらないという人、どちらかわからないという人もいます。

Q.「SOGI」って?
A.性的指向・性自認のこと。一人ひとりそれぞれの、多様な性について考えるときに用いられる言葉です。
人にはそれぞれの性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)があり、SOGI(ソジ・ソギ)はの頭文字をとったもの。性表現(Gender Expression)のEを足して、SOGIE(ソジー・ソギー)ということもあります。
これは、性のあり方に関わる概念を広く表す言葉で、すべての人にこの「SOGIE」、性の要素が備わっています。
自分の性が、多様な性のあり方の一つということを知ることが大切です。
これは、性のあり方に関わる概念を広く表す言葉で、すべての人にこの「SOGIE」、性の要素が備わっています。
自分の性が、多様な性のあり方の一つということを知ることが大切です。
Q.「LGBT」ってなんだろう❓
A.「LGBT」とは、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの頭文字をとった言葉で、性的マイノリティの総称の一つです。

さまざまな性のあり方に関する言葉
LGBT以外にも、さまざまな性のあり方があります。
自分を男性または女性と明確に認識していない人(エックスジェンダー)や、好きになる性や心の性を決められない、わからない人(クエスチョニング)、好きになる感情を持たない人(アセクシュアル)もいます。
自分を男性または女性と明確に認識していない人(エックスジェンダー)や、好きになる性や心の性を決められない、わからない人(クエスチョニング)、好きになる感情を持たない人(アセクシュアル)もいます。
多様な性を取りまく、現状と課題
民間での調査によると、性的マイノリティに該当する人は、日本の全人口の5~8%。左利きの人の割合に近い数字だともいわれています。
右利きの人も左利きの人もいるように、性的マイノリティの人は身近な存在です。
自分の身の回りにはいないという人も、もしかしたら身近な人で、さまざまな無理解や偏見を恐れて、伝えることができずにいる人がいるかもしれません。
無理解や偏見は、なぜ生じるのでしょうか。
日常生活を送るなかで、知らないうちに身につけた「体の性と同一の性で生きるもの」「性別は男性と女性の2つ」「男性は女性が好きで、女性は男性が好き」というような、自分のなかで当然のこととしている、固定観念や先入観を持ち、性的マイノリティの人を特別な存在とし、偏見を持ったりする人が少なくありません。
こうした考え方によって、性的マイノリティの方が生きづらさを抱えてしまうこともあるのです。
右利きの人も左利きの人もいるように、性的マイノリティの人は身近な存在です。
自分の身の回りにはいないという人も、もしかしたら身近な人で、さまざまな無理解や偏見を恐れて、伝えることができずにいる人がいるかもしれません。
無理解や偏見は、なぜ生じるのでしょうか。
日常生活を送るなかで、知らないうちに身につけた「体の性と同一の性で生きるもの」「性別は男性と女性の2つ」「男性は女性が好きで、女性は男性が好き」というような、自分のなかで当然のこととしている、固定観念や先入観を持ち、性的マイノリティの人を特別な存在とし、偏見を持ったりする人が少なくありません。
こうした考え方によって、性的マイノリティの方が生きづらさを抱えてしまうこともあるのです。
さまざまな場面での困難
無理解や偏見などから生じる課題のうち、周囲の人々の知識の不足や、誤った認識による言動から受ける困難を「外からの要因」、性的マイノリティの方自身が心理的に抱える問題を「内なる要因」として整理すると次のようになります。
※神奈川県政策研究・大学連携センター(2016)「性的マイノリティ支援にかかる課題の整理」より
※神奈川県政策研究・大学連携センター(2016)「性的マイノリティ支援にかかる課題の整理」より
外からの要因
・男女間の話題(恋愛、男らしさ、女らしさ、結婚に関する話題等)
・既存のイメージによる差別(おかま、ホモ等からかいの対象)
・親族との関係(家族関係の崩壊等)
・就業上の差別(就職、昇進等)
・既存のイメージによる差別(おかま、ホモ等からかいの対象)
・親族との関係(家族関係の崩壊等)
・就業上の差別(就職、昇進等)
内なる要因
・偏見、差別を恐れ、誰にも相談できず孤立
・カミングアウト後の周囲のバッシングを恐れ、コミュニティから孤立
・カミングアウト後の周囲のバッシングを恐れ、コミュニティから孤立
カミングアウトとアウティング
これまでに公にしていなかった自分の性的指向や性自認などを、本人が表明することを「カミングアウト」といいます。
本人が公にしていないことを他人が暴露することはアウティングといい、本人の了承なく他に伝えることはプライバシーの侵害です。
本人が公にしていないことを他人が暴露することはアウティングといい、本人の了承なく他に伝えることはプライバシーの侵害です。
性的マイノリティの方や家族の方からのメッセージ
「いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」※制作のパネルから抜粋したメッセージです。
※「いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」とは、性的マイノリティの若者の生きづらさの解消、自殺予防を活動の主なテーマとしている団体です。
※「いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」とは、性的マイノリティの若者の生きづらさの解消、自殺予防を活動の主なテーマとしている団体です。
- 日本には同性愛なんていない、と言い切ったあなた、すぐ目の前にいるから、あなたの隣に座っているから。声に出して叫びたい!
- 「彼氏いるの?」「どんな男性がタイプなの?」って、よく聞かれるけど、いつもあいまいな返事でごまかすしかできない私。いつか、同じ質問が来たら、笑ってこう返せるようになりたい。「彼氏はいないけど彼女はいます」って。「私、男性より女性が好きなんです」って。いつの日か、胸を張って好きな人のことを話せるようになりたいな。
- 息子のカミングアウトは私への最高の贈り物だったと思っています。なぜなら本当の自分を見せてくれたのですから。ゲイの息子、素敵です!!いいところも悪いところもゲイのところも全部丸ごと大好きだよ~!!
- 結婚しろって会うたびに俺に言う母親。いつもはぐらかしてごまかしているけど、俺には大切な彼氏がいるんだよ。俺をいつも支えていてくれる人だよ。本当は俺の見つけた素敵な彼を紹介したいんだけどな。母さんが悲しくなると思って言えないんだよ…
- 恋愛感情なんてないと思ってた。まさかの自分が同性愛者だなんて思ってもみなかった。はじめて好きになった女の子。泣く位好きになって、それでも無理なこと位判ってて。それでも告白した。好きな気持ちは受け入れてもらえなかったけど、私が同性愛者だという事は受け入れてくれた。それだけで救われた気持ちになった。
- “セクシュアルマイノリティ”という言葉でひとくくりにすると、漠然とした隔たりを感じるから、私はその中のひとりひとりの人間、人格を見つめたい。大切な友だちたちの顔が見えてくる。名前を呼び、話をしたい。それぞれが違った悩みや喜びや悲しみと一緒に自分の人生を歩んでいる。それはすごく美しくていとおしいことだ。

相談窓口の紹介
一部を除き、性自認や性的指向に関するお悩みの専門相談ではありません。
(1)人権常設相談(法務省)
差別や虐待、パワーハラスメントなど、様々な人権問題についての相談を受け付ける相談電話です。
相談は、法務局職員又は人権擁護委員がお受けします。
月曜日から金曜日の毎日(休日を除く)午前8時30分から午後5時15分
全国共通人権相談ダイヤル 0570-003-110
千葉地方法務局 (本局) 047-302-1319
法務省 常設相談所(外部リンク)
(2)インターネット人権相談(法務省)
法務省の人権擁護機関では、人権相談をインターネットでも受け付けています。
法務省 インターネット人権相談受付窓口(外部リンク)
(3)総合労働相談コーナー(厚生労働省千葉労働局)
LGBTやセクシュアルハラスメントなども含めた労働問題についてご相談を面接又は電話でお受けしています。
月曜日~金曜日 午前9時30分~午後5時
043-382-3518(千葉総合労働相談コーナー)
千葉労働局 総合労働相談コーナー(外部リンク)
(4)子どもと親のサポートセンター(外部リンク)(千葉県教育委員会)
千葉県教育委員会により設置された教育機関です。
本人及び保護者、教職員に対し、相談活動を通して支援・援助を行います。
0120-415-446(千葉県内のみ)24時間対応
メール/FAX相談可(saposoudan@chiba-c.ed.jp/043-207-6041 )
0120-0-78310 「24時間子供SOSダイヤル」
千葉県教育委員会 子どもと親のサポートセンター電話相談窓口(外部リンク)
(5)よりそいホットライン
一般社団法人社会的包摂サポートセンターが厚生労働省の補助を受けて運営しています。暮らしの中で困っていること、気持ちや悩みを聞いてほしい方からの相談をはじめ、性別や同性愛などに関わる相談、自殺を考えるほど思い悩んでいる方の相談などを受けています。
0120-279-338 24時間通話料無料
一般社団法人社会的包摂サポートセンター よりそいホットライン(外部リンク)
(6)法テラス(日本司法支援センター)
法テラス(日本司法支援センター)は、国によって設立された法的トラブル解決のための「総合案内所」です。
法テラス・サポートダイヤル 0570-078374
オペレーターが、お悩みの法的トラブルに関する法情報や、その他の法制度をご案内します。
(弁護士や司法書士による個々のトラブル等に応じて法的判断を行い、解決策をアドバイスする相談とは異なりますのでご注意ください。)
法テラス 日本司法支援センター(外部リンク)
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043-382-3518(千葉総合労働相談コーナー)
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0120-0-78310 「24時間子供SOSダイヤル」
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このページに関するお問い合わせ
八千代市 男女共同参画センター
〒276-0033 千葉県八千代市八千代台南1-11-6
電話番号: 047-485-6505 ファクス:047-485-7398