現在、国、地方公共団体を問わず、公共施設の老朽化が大きな社会問題となっています。本市の公共施設等についても、1970 年代の急激な人口増加に併せて集中的に整備してきた経緯から、公共施設等の多くは老朽化が進んでおり、今後、改修・更新(建替え)等に多額の費用が必要となります。
一方、人口減少・少子高齢化の進行による税収の減少や扶助費の増大等が見込まれる中、公共施設等の改修・更新等に係る財源の確保は、更に困難になることが予測されます。
八千代市公共施設等個別施設計画は、中長期的な改修・更新等の費用の縮減及び平準化を図るとともに、将来にわたり真に必要な公共サービスを安全・安心な公共施設等で提供し続けていくため、施設ごとの今後の方向性等を定めるものです。
なお、公共施設等個別施設計画の運用にあたり、具体的な取組みを示した各種取組内容を年度ごとに作成しております。
これまでの取り組み
公共施設等の現状
総保有量 146施設 約37.5万平方メートル(令和2年3月末現在)
[経過年数別延べ面積の割合]
※施設数及び延べ面積は、公園等施設・プラント施設・上下水道局庁舎を含めた数値となっています。
[本市公共施設の老朽化状況(一例)]
公共施設等個別施設計画策定の基本方針
公共施設等個別施設計画策定に向けた計画の位置づけや基本的な考え方等を基本方針として定めました。
基本的な考え方
(1)安全・安心の強化
利用者の安全・安心と災害対応の充実等を図るため、計画的な維持・改修等を推進します。
(2)長寿命化の推進
建物の状態や利用状況などを基に、将来的にも適切に維持できる保有量を見据えながら、優先順位の考え
方を明確にした上で、長寿命化改修を推進します。
(3)集約化・複合化の検討
各地域の特性や人口動向等を踏まえた上で、集約化・複合化を検討します。
情報公開について
今後、計画策定に向けた検討過程など様々な情報を市ホームページや広報やちよ等を通してお知らせしていきます。