
そんな悩みや疑問の解消の糸口にしていただくようにQ&Aをまとめました。
あせらず、ゆったりとした楽しい子育てにつなげましょう。
八千代市子ども部栄養士ネットワーク会作成
2020年10月9日 更新
八千代市子ども部栄養士ネットワーク会作成
一般的な目安としては、生後5~6か月頃ですが、赤ちゃんの成長は月齢だけでは判断できないくらい個人差があります。
こんな姿が見られるようになったら離乳食を始めてみましょう。
赤ちゃんが「ごっくん」することが上手になり、口の中でモグモグする様子が見えてきたら2回食にすすめましょう。
まだ母乳やミルクからの栄養も必要です。又食後以外の時間によく飲めていて母子健康手帳の乳児身体曲線に沿って伸びているようなら心配ありません。食前や食後少ししてから飲ませるようにしたり、ミルクを料理に使うなど工夫してみましょう。
形態が軟らかすぎて飲み込むだけになってしまうと満足感を得られません。少しずつ形のあるものを与えていくようにしましょう。欲しがるからと次々に口に入れるのでなく、ゆっくりとモグモグするように促します。たんぱく源となるもの、野菜をバランスよく組み合わせましょう。
3回食にするのはあせらず、もう少し様子をみてみましょう。お母さんが赤ちゃんの生活リズムを作り、お腹をすかせて食事ができるようにしてあげましょう。落ち着いて食べられる環境を作ってあげることも大切です。離乳食の形態や味、与える時間などを見直してみましょう。
直射日光を避けるためにカバーに入れて、直接飲むことで雑菌も増えるため、移しかえるコップなども携帯したほうがよいでしょう。1日持ち歩いたら処分しましょう。
消化されずにそのままの状態で出てくるのは調理形態が合ってないためと思われます。もう少し軟らかく煮たりこまかく切って与えましょう。軟らかさの目安は親指と人差し指で軽く押しつぶしてつぶれるくらいに仕上げます。多少、繊維のある野菜類が便に混ざっているのは心配ありません。
この時期になると食べられる食品も増え、調味料も香辛料や化学調味料を除けば大人の2分の1位の味付けにして食べられます。煮込み料理などは味をつける前に取り分け、食べやすい大きさに切り薄く味をつけます。味噌汁やすまし汁は出来たものをこまかくして、汁に湯を加えて薄めます。大人のメニューから食べられないものを除き、軟らかく煮て薄味にしあげることを基本に考えましょう。
スプーンが使えるようになるのは1歳半過ぎですので早くスプーンを持たせずに手づかみ食べを十分にさせましょう。大人のスプーンを持ちたがるという姿は、自分で食べたいという意欲の現れですが、まだスプーンで食べるには、肩・肘・手首・指先の運動機能が発達していません。上手に食べられず、ただ振り回して遊ぶ道具になってしまいます。
食べさせてもらうだけだった赤ちゃんが自分で食べたいという気持ちが育ってきた成長のあかしです。手で食べものの大きさや固さを感じ、つまんで口の中に入れるという動作を繰り返すことにより、腕の運動機能が発達してきます。しかし、すべての食べものを自由にいじらせるのではなく、子どもが手で口に運びやすいスティック状のものや一口の大きさに切ったものを別の器に用意してあげましょう。お母さんが食べさせるものと分けるとよいでしょう。
1歳までは、母乳または育児ミルクが基本になっています。フォローアップミルクは牛乳の代用として考案されたもので、牛乳に比べ、鉄分、ビタミンCが多く含まれています。1歳近くになり、離乳食がスムーズに進まない、あまり食べられない等の理由で、たんぱく質、鉄などの不足が心配されるときは使用してもよいでしょう。
この時期の赤ちゃんは周囲のいろいろなものに興味を持ちます。食事の時は食べる場所、テーブルの上、周囲におもちゃなど興味をもちそうなものを置かないで、落ち着いた環境を作ってあげましょう。お母さんは、子どもの側について介助してあげましょう。また、おなかがすいていないと食事に集中できないので、おなかがすいた頃に食事をさせるとよいでしょう。赤ちゃんが集中して食べられるのは15~20分くらいです。落ち着きがなくなり、口に入れても嫌がるようなら、無理強いせずに食事を切りあげましょう。
おとなが飲む緑茶や紅茶・コーヒーなどはカフェインが多く含まれています。カフェインの量に注意し、ほうじ茶や番茶なら薄めて飲ませてあげるとよいでしょう。
丸飲みしてしまうのは食べものが硬過ぎるか、逆に軟らか過ぎる場合があります。まだ奥歯が生えていないので、歯ぐきで噛みつぶせる硬さで、少し大きめ(1~1.5cm角くらい)にするとよいでしょう。また、苦手な食べ物を無理に食べさせたり、急がせて食べさせたりしている場合もあります。口の中に詰め込み過ぎないようにはたらきかけ、1口の量をゆっくりと噛んで食べるように側について言葉がけしながら食べさせましょう。
母乳をダラダラ飲みしていると食事は食べられなくなります。
日中は外遊びなどをさせたりして、お腹がすいた状態で食事ができるような生活リズムを作りましょう。母乳は回数を減らしましょう。
毎日根気よく続けていくことにより、だんだんと飲めるようになります。コップは浅めのものを用意し、少量の飲み物を入れ、両手をそえて口へ持っていく練習をします。最初はお母さんが手助けしてあげてください。口に入る前にこぼしてしまったり、傾けすぎて顔にかかったりしますが、励ましながら繰り返し練習することにより上手になっていきます。
食べものを手に持って口に運ぶことが上手に出来るようになった頃(1歳半頃)を目安にスプーンを持って食べることを始めます。スプーンは柄のところを上からの握り持ちにすることを教えます。メニューの中から子どもがスプーンですくいやすいものを、立ち上がりのある皿などのすくいやすい器に分けて食べる練習をさせます。まだまだ、大人の手助けが必要です。
子どもが自分でしようとする意欲を大切にしながら、側について子どものできないことを手助けしてあげましょう。
飲用として母乳・ミルクから牛乳に切り替えはじめるのは満1歳頃が目安です。牛乳に切り替える際には、鉄が不足にならないようにメニューの中にレバー、豆腐などの大豆製品、小松菜、ほうれん草などの食品を多く取り入れましょう。
おやつは食事の補助的なものと考え、1日1~2回、量と時間を決めてあげましょう。甘味の強いものや歯につくものは控え、ふかし芋、ヨーグルト、チーズ、おにぎり、果物などをあげましょう。たくさんあげすぎると食事に影響しますので気をつけましょう。
八千代市 母子保健課
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